デマンド制御空調
健康的で持続可能、エネルギー
効率の高い建物のために
デマンド制御空調の仕組み
DCV(Demand-controlled ventilation/デマンド制御空調)環境では、実際の必要性に応じて空調の強度を調整し、エネルギーを節約します。特にオフィス、会議場、ホール、学校など、利用者数が大きく変動する環境では明確な利点が得られます。空間内のCO2濃度は人の多さを示す指標となり、空調制御に活用できます。DCVの効率を最大化するためには、正確なCO2センサが必要です。

エネルギー効率と生産性の向上
デマンド制御空調(DCV)は、HVACシステムのエネルギー効率に大きな影響を与えることが実証されています。米国エネルギー省は2011年、HVACの高度な制御戦略に関するエネルギー節約と経済性の調査を実施しました。この調査では、DCVが他の高度な自動空調戦略と比較して、小規模オフィスビル、ショッピングセンター、独立小売店、スーパーマーケットのHVACにおいて最大のエネルギー節約をもたらすことが結論付けられました。
研究によると、室内空気と空調の改善は、従業員の生産性にも良い影響を与えることが示されています。Continental Automated Buildings Association(CABA)は建物の質の改善と、職場の他の従業員戦略(健康プログラムやボーナスなど)を比較する調査を実施しました。500件の異なる調査をメタ分析した結果、建物の質の改善が生産性を2%~10%向上させることがわかりました。

CO2計測こそが違いを生み出す
CO2センサは、デマンド制御空調(DCV)を利用したエネルギー消費削減において中心的な役割を果たします。計測によって新鮮な空気の量を直接制御するため、精度への要求が厳しくなっています。独自のCARBOCAP®技術は、長期安定性によって、HVAC用途に独自の利点をもたらします。

デマンド制御空調による最大40%の節約
デマンド制御空調の使用で、すべての商業ビルタイプにおける平均コスト削減率が38%と算出されました。この数値は当然ながら気候に依存します。デマンド制御空調は寒冷気候で最も効率的ですが、マルチスピードファン制御と組み合わせることで、暑い気候でもさらに多くの利点をもたらします。
NuAireのSmart Squrboデマンド制御空調システムは、ヴァイサラセンサを組み込んで必要な換気レベルを計測し、コスト効率よく空気を新鮮に保ちます。

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デマンド制御空調は、省エネだけでなく、利用者の快適性にも利点をもたらします。
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- 室内空気計測の最適レベル
- 最適なセンサ選択
- DCVシステムの設計において考慮すべき点

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