よくあるご質問

修理・校正関連

推奨される校正期間を教えてください。

基本的に1年に1回、校正に出していただくことを推奨しております。
ただし、使用環境により器差の傾向が異なりますので、納入後数年間は1年に1回の間隔で定期校正に出していただき、器差傾向を把握された上で、校正周期については、お客様の管理基準に沿った校正計画を決定いただくようにご提案しています。

Humidity

現地で校正・調整作業はどのように行えばいいですか?

[湿度計の場合]
トレーサビリティの確かな標準器と、湿度発生槽(弊社HMK15湿度校正器を推奨)が必要となります。また、安定した環境下において熟練した技術者による作業が必要となるため、ヴァイサラによるメーカー校正にご依頼いただくことをお勧めいたします。

HMK15 湿度校正器を使用した調整/校正方法(動画)

尚、弊社以外で行われた調整や校正によって発生した不具合につきましては、保証対象外となります。また、工場出荷時に製品に添付されていたオリジナルの校正証明書は再校正時には無効となりますのでご注意ください。

[露点計・CO2計・気圧計等、その他の機種の場合]
現地で校正を行うための発生装置の準備が困難なため、ヴァイサラによるメーカー校正をご依頼いただくことをお勧めいたします。

 

On site calibration

校正証明書(湿度計)は添付されますか?

ヘルシンキ本社発行の校正証明書(英文)が添付されます。詳細は、英文校正証明書のサンプルをご覧ください。
※一部校正証明書が添付されない製品もございます。予めご了承願います。その他、露点計、気圧計、CO2計に関する校正証明書のサンプルをご希望の場合は、弊社営業担当までお問い合わせください。
※日本語の校正証明書をご希望の場合は、弊社営業担当までお問い合わせください。

Humidity

HM70、DM70、GM70、MM70シリーズの指示計(MI70)が充電できなくなりました。

ご使用されない場合でも、1ヵ月に一度は電源を入れて充電を行ってください。
MI70指示計は数か月以上電源を入れずに放置しておくと、充電バッテリーが劣化し充電できなくなる恐れがあります。充電が行えない場合は、弊社サービスセンターへ修理をご依頼ください。

HM70; DM70; GM70; MM70; Technical support

エラー出力が出た際の現地でのトラブルシューティングについて教えてください。

まずはヴァイサラ機器内部のアナログ端子から出力されるアナログ信号を直接テスターでご確認ください。
アナログ信号が正常であれば、その他の接続機器等に原因がある可能性がありますので、各機器の製造元へご確認ください。
アナログ信号が異常であれば、弊社製品の型式・シリアル番号・不具合状況・使用環境をお調べのうえ、弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。
お急ぎの場合は、弊社サービスセンター(TEL: 03-5259-5966)までご連絡ください。

Technical support

購入後、未使用の状態で一定期間保管後、使用しようとしたら器差が大きいようです。|どうすればいいでしょうか?

未使用の状態で常温・常湿の一般環境下で保管していた場合においても、経年変化を避けることはできません。経年変化で生じた器差が懸念される場合は、弊社の調整/校正サービス(有償)をご活用ください。自動補正機能付きの露点計の場合は、一旦安定した低露点環境になじませた後、自動補正・パージ機能(一部製品を除く)を繰り返せば精度が復活することもありますのでお試しください。

Technical support

温度は1点の校正ポイントで校正されていますが、どうしてですか?

温度センサとして採用している白金測温抵抗体は抵抗値の変化量が国際規格に基づいており、動作範囲において直線性を持ちますので温度1点で校正されれば製品スペック精度を満たします。また、温度を計測する回路部は4線式計測方式に基づいて設計されており、線抵抗等の影響は受けません。工場において回路部は擬似抵抗を入力して温度上下限値において精度内に入るよう調整されておりますので、1点の校正ポイントで弊社の規定する精度内であれば製品温度スペック精度を満たします。

実際に温度条件を変えた際の校正結果をご所望される場合は、別途校正サービスをご依頼ください。

校正点以外の精度はどうなっていますか?

製品カタログ上の製品仕様の精度を満たして計測するように設計・製造されております。

実際に条件を変えた際の校正結果をご所望される場合は、別途校正サービスをご依頼ください。

許容値に対し、何%の範囲内へのズレを調整をしてもらえますか?|器差が大きい場合にはマニュアルで調整してもらえますか?

調整後の校正において精度範囲内であれば、その器差以上の調整の実施は致しておりません。ほとんどの製品は基本的にオートメーションで校正されていますので、マニュアルでの調整は対応しておりません。

※ 精度範囲を大幅に超える等、挙動に問題がある場合にはセンサチップ自体の交換が必要となる場合もございます。

トレーサビリティ体系図はどうすれば入手できますか?

本社で製造時に発行される英文の校正証明書にはトレーサビリティ体系図は添付されておりません。トレーサビリティ体系図が必要な場合には、サービスセンターへ別途校正をご依頼していただく必要がございます。

トレーサビリティに関してはほとんどの製品の校正証明書内において下記のように言及されております。
The measurement results are traceable to the international system of units (SI) through national metrology institutes (NIST USA, MIKES Finland, or equivalent) or via ISO/IEC 17025 accredited calibration laboratories.

操作関連

出力項目の変更方法(湿度出力を露点出力に変更したい等)を教えてください。

機種、またご購入時の仕様により、出力変更可能なものとそうでないものがあります。また、出力変更可能な場合でも、機種により弊社サービスセンターでの有償サービスが必要になる場合があります。お使いの機器の型式およびシリアル番号をお調べのうえ、弊社までお問い合わせください。

Technical support

サンプリングセルDSC74の使用方法について教えてください。

1: お客様のサンプリングラインのバルブが開いていることを確認してください。

2: DSC74のねじ穴部分をマイナスドライバーで一度完全に締めてから、1/2回転開けてください。                         

3: 焼結部分からわずかにリークされるようになります(1-2ℓ/min)。プロセスラインから計測に必要なガス流量をセンサへ流すことができ、圧力を下げることなく、適切な露点計測を行うことが可能となります。

※リークの確認は、リーク音または手の甲を当てるなどしていただくとご確認いただけます。ねじ穴部分を開けすぎると、圧力が下がり、正しい圧力下露点を計測できなくなる可能性がありますのでご注意ください。(参考資料

Dewpoint

「Vaisala MI70 Link」をWindows 7で読み込むことができません。

「Vaisala MI70 Link」は、Windows 7の発売前に設計されたソフトウェアであるため、対応OSはWindows XPまでとなっておりますが、下記のリンクからダウンロードいただけるUSBケーブル用ドライバをインストールしていただくことで解決する場合がございます。

USB Instrument Driver Setup v6.7.0.4 for cables 

上記ドライバをインストールしても解決されない場合は、弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。

HM70; DM70; GM70; MM70; HMT330; Technical support;

アナログ出力(0~5V)の温湿度計で出力される値を相対湿度や温度に換算する式を教えてください。

弊社の湿度センサはセンサ自体の特性として、リニアリティをもつ計測値を出力します。上記を理由に特別な計算式は必要ございませんので、お客様にて適宜必要な式をご準備ください。
例えば、電圧出力(0~5V)の時の相対湿度であれば、湿度は0~100%RHレンジですので、0Vの時に0%RH、中間の2.5V時に50%RH、5Vの時に100%RHとなります。

DMT152やDMT143からアナログ信号が出ません。

ケーブルを接続するコネクタが誤っている可能性がありますので、念の為、本体底面のコネクタ番号をご確認ください。PortⅠ,PortⅡは、それぞれアナログ出力端子、デジタル出力端子です。アナログ出力を使う場合にはPortⅠをご使用ください。

機器の設定を変更したいのですがどうしたらいいですか?

本体にディスプレイ画面とキーパッドがついている製品は、キーパッドで設定変更が可能です。それ以外の製品、もしくはキーパッドで変更ができない設定に関しては、本体基盤上のサービスポートを介して専用の通信ケーブルをご使用いただくか、ユーザーポートを介してお客様でご準備いただいたケーブルをご使用いただいて設定変更コマンドを入力する必要があります。

詳細は製品ユーザーガイドをご参照ください。

露点計測機器(DMシリーズ)に圧力設定値は入力する必要がありますか?

弊社のセンサは、圧力設定値を入力しなくても加圧下環境ではその環境の計測値を表示/出力致しますが、センサが加圧によって受ける微妙な影響等も補正して、精度よく計測されたい場合にはご入力ください。
また、湿度計測機器(HMシリーズ)も含めて、混合比やppmは計測値を算出するにあたって圧力設定が必要になりますのでご入力ください。

湿度計は防水性ですか?|また、センサが濡れた場合にはどうしたらいいですか?

湿度センサは気体になった水分量を計測する製品ですので、防水等の仕組みはありませんが、センサが濡れた場合に製品が必ず壊れてしまうものではなく、意図せず水分が付着してしまった場合には直ぐに自然乾燥していただければご使用いただけます。
頻繁に結露したり、結露した状態で放置することによりセンサが劣化/腐食し、故障の原因になる場合があります。
乾燥後に異常が発生する場合には弊社サービスセンターへお問い合わせください。

湿度計が100%RH以上の値を表示しましたが、故障ですか?

弊社の湿度計は、計測気体の水分量を静電容量に変換して計測するタイプの静電容量式湿度計測器であり、センサが正常であれば校正した際に直線性を示す性質を有してます。
上記を理由に、例えばセンサが結露した場合や、経時変化等でセンサ特性が変化している場合には100%RHを超える値が表示される可能性があります。

環境モニタリングシステム—CMS・データロガー関連

米国食品医薬品局(FDA)の21 CFR Part 11(連邦規則第21条第11章)の要求事項は、|VLデータロガーシステムとどのような関係があるのですか?

21 CFR Part 11は、ヴァイサラのデータ記録システムVLシリーズで作成された記録など、適正製造規範(GMP)文書の一部として使用されるすべての電子記録に適用される規則です。
以下の表は、21 CFR Part 11の主な要求事項と、VLシリーズシステムの準拠内容を抜粋したものです(完全版をご希望の方は、「White Paper on 21 CFR Part 11 Compliance」(英語)をご用命ください)。

21 CFR Part 11
要求事項
参照 VLシリーズの特長
記録はすべて、1名の作業者が作成し、日付の記入と署名(手書きによるフルネーム)を行い、別途もう1名の作業者が確認し、日付の記入と署名を行うこと。 GMP 211.186 パスワードで保護されたシステムによって、確認/署名承認に適したフォーマットの紙ベースの記録を出力します。
電子記録は、適切なセキュリティ管理が行われている場合は、信頼できる記録と見なし、紙の記録を代用することができる。 CFR 21 Part 11、サブパートAセクション11.1適用範囲 本シリーズのソフトウェアは、安全かつ暗号化された電子記録を作成し、その記録から印刷文書を作成します。ソフトウェアは、無効または変更されたデータロガーファイルを認識し、使用できない状態にあることを表示します。
電子記録の管理者が記録を真正でないとして簡単に拒否できないよう、電子記録の真正性と完全性を保証すること。 CFR 21 Part 11、サブパートBセクション11.10

改ざん防止機能付きデータロガー(スイッチやボタンがありません)。

パスワードで保護された校正記録によって記録データの完全性を証明します。

パスワード保護により、電子記録の作成者が紙による記録を出力する作業者と同一人物であることを保証します。

無効または変更された電子記録をシステムが識別できるようにすること。 CFR 21 Part 11、サブパートBセクション11.10(a) ソフトウェアは、無効または変更されたデータロガーファイルを認識し、使用できない状態にあることを表示します。
FDAによる審査および査察向けに、人が判読でき、電子形式で利用できる、完全かつ正確な記録であること。 CFR 21 Part 11、サブパートBセクション11.10(b) 電子記録のオリジナルデータは改変できず、審査および査察向けに印刷できます。

 

viewLinc; Digi device

環境モニタリングシステムやVLデータロガーは、|どのようにGMPに準拠した記録を作成していますか?

データ記録システムシリーズは、企業におけるに準拠した記録管理および文書作成のシステムの一部としてご利用いただくことを目的としたモニタリングツールセットです。このシステムは、紙ベースのデータ記録を作成し、その記録は責任者の署名による確認と承認の後、準拠文書としてご使用いただけます。シリーズのシステムは、データ記録プロセスの一環として、真正性および正確性に関するの要求事項に適合した安全かつ改変不能な電子記録を作成および使用します。

viewLinc; Digi device

viewLincアラームシステムの一部として、|外付けデジタルリレーI/Oデバイスを使用するには、どうすればよいですか?

アラーム閾値を超えた場合にEメールによる警告を発し、ポップアップウィンドウを表示させるほか、viewLincサーバーでコマンドを実行させることができます(その結果、外部デバイスが起動します)。 

設定方法は以下のとおりです。

「しきい値の編集」画面の通知の部分で、適切なボックスの中にDOSコマンドを入力します。それぞれのボックスで、アラームのタイミング、繰り返し、アラームの確認、アラーム解除についてのコマンドを設定できます。

 

viewLinc; Digi device

ヴァイサラ データロガーの記録可能時間はどのくらいですか?

ヴァイサラのデータロガーの記録時間は、ロガーの入力チャンネル数、記録頻度(サンプリング周期)、およびメモリサイズ(またはオプションの105K)によって決まります。
個々の製品については、各データロガーの仕様ページをご参照ください。

viewLinc; Digi device

データロガーにヴァイサラのデータロガー用のIPアドレスを追加するには|どうすればよいですか?

データロガーにIPアドレスは追加しません。Digiデバイスの方にIPアドレスを割り当てます。viewLincはCOMポートを使用して通信するため、イーサネット/IPアドレスを使用したデータロガーのネットワーク接続にはDigiのネットワーキングデバイスが必要になります。

Digiデバイスは、データロガーがイーサネット経由でviewLincと通信できるようにするバーチャルCOMポートを生成します。Digiデバイスは固定IPアドレスを用いて設定する必要があり、DigiとviewLincを設定する前に自社IT部門からそのアドレスを取得する必要があります。

Digiドライバをインストールする際、DigiデバイスにIPアドレスが割り当てられます。

インストールの手順については、Digiデバイス用「ヴァイサラ viewLincクイックスタートガイド」をご参照ください。Digiについての詳細は、www.digi.com をご覧ください。

viewLinc; Digi device

ヴァイサラのデータロガーファイルをネットワーク上の特定の場所に転送できない場合、|どうすればよいですか?

​ viewLincを実行するアカウントに、ロガーファイルの転送先フォルダーへの書き込み権限を与える必要があります。viewLincを実行するアカウントはインストール時に設定されています。viewLincのインストール方法については、アドミニストレーターガイドまたはオンラインヘルプをご覧ください。

viewLinc; Digi device

ヴァイサラ USBロガーケーブルのアンインストール方法を教えてください。

ヴァイサラ USBロガーケーブルをアンインストールするためには、Windowsで「プログラムの追加と削除」を選択し、「FTDI USB Serial Converter Drivers」を選び、「変更と削除」ボタンをクリックします。ウィザードの要求に従って、アンインストールを完了します。

Windows XPをご使用のユーザー様へ:

Windows XPでケーブルをアンインストールしていて問題が起こった場合、Microsoftのセキュリティ更新プログラム(KB923191)による変更が原因である可能性があります。この問題を解決するためには、以下の手順に従ってください。

1.  C:\Windows\system32 に移動します。

2.  ftdiunin.exe ファイルを探します。

3.  ファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

4.  「互換性」タブを選択します。

5.  「互換性モード」セクションで、「互換性モードでこのプログラムを実行する」ボックスにチェックマークを付けます。

6.  ドロップダウンリストから Windows 2000 を選択します。

7.  「OK」をクリックします。

8.  「プログラムの追加と削除」に戻り、再度アンインストールを試します。


上記の対応でも解決しない場合には、テクニカルサポートまでお問い合わせください。

viewLinc; Digi device

通信アラームはどうすれば解除できますか?

1. ロガーが接続されていることを確認します。

2. Digiが電源につながっていることを確認します。Digiの前面のライトが赤色になっていることを確認します。

3. Digiがネットワークに接続され、通信が確立されていることを確認します。コマンドプロンプトから「ping」と入力し、Digiにpingを実行させてみます。

4. Digiとネットワークの通信が確立されている場合には、ロガーをDigiにつなぐケーブルが機能しているかチェックします。ケーブルが機能している場合には、そのライトが時々点滅して状態です。ケーブルのライトが赤色の場合には、ロガーケーブルまたはロガーに不具合があります。手順6をご参照ください。

5. ケーブルのライトは正常なのに通信アラームが発生している場合には、viewLinc Hostコンピュータのデバイス マネージャを開いて、Digiがインストールされていることを確認します。デバイス マネージャのポートの下位にDigi SP Oneが登録されているはずです。もしも見あたらない場合には、viewLincへのDigiデバイス搭載用のクイックスタートガイドの手順2のBおよびCに従って、Digiを再インストールしてください。

6. ケーブルのライトが正常でない場合には、グラフ作成アプリケーション(vLog)を開いて、ロガーとグラフ作成アプリケーションとの通信が可能かを確認します。ロガーとグラフ作成アプリケーションとの通信に不具合がある場合には、ロガーまたはロガーのケーブルが正常に機能していないと考えられます。新しいロガー(または正常であることが確認できているロガー)に接続して、vLogでつながるかをチェックします。

viewLinc; Digi device

 

viewLincは、どのDigiデバイス(接続ロガー)が割り当てられているかを|どのようにして認識するのですか?

viewLincはそのような認識はしません。DigiデバイスがviewLincに割り当てられているのではなく、viewLincがネットワークを介して、COMポートに接続されたロガーをモニタリングしています。前述のように、viewLincソフトウェアはCOMポート経由で通信を行います。クイックスタートガイドに従ってDigiデバイスをインストールすることで、viewLincがモニタリングするバーチャルCOMポートが生成されます。

特定のDigiデバイスにどのCOMポートが割り当てられているかを確認するには、デバイス マネージャを使用します。

まず、デバイス マネージャを開きます(「スタート」から、「設定」→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」を選択してください。デバイス マネージャが左側に表示されます)。

デバイス マネージャを開いた後、どのCOMポートがどのデバイスに接続されているかを確認するには、「Ports (COM & LPT)」をクリックします(Digiデバイスは、「Digi xxxx(xはDigiのモデル名)」と表示されます)。

さらに詳細を見るには、デバイス マネージャの中で、マルチポート シリアル アダプタ中の対象デバイスを右クリックします。「プロパティ」を選択し、「詳細設定」タブを選んで、「プロパティ」ボタンをクリックします。そうすると、このデバイスに使用されているCOMポートのリストが左側に表示されます。 どのロガーがviewLincで制御されているかは「システム」タブで確認できます。

viewLinc; Digi device

DigiがどのCOMポートを使用しているかはどうすれば分かりますか?

​DigiがどのCOMポートにつながっているかを簡単に調べる方法が2つあります。どちらの場合もWindowsのデバイス マネージャを使用します。
 
まず、デバイス マネージャを開きます(「スタート」から、「設定」→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」を選択してください。デバイス マネージャが左側に表示されます)。
 
デバイス マネージャを開いた後、どのCOMポートがどのデバイスに接続されているかを確認するには、「Ports (COM & LPT)」をクリックします(Digiデバイスは、「Digi xxxx(xはDigiのモデル名称)」と表示されます)。
 
さらに詳細な方法は、デバイス マネージャを開き(「スタート」→「設定」→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「コンピュータ管理」を選択すると、デバイス マネージャが左側に表示されます)、マルチポート シリアル アダプタ中の対象デバイスを右クリックします。「プロパティ」を選択し、「詳細設定」タブを選んで、「プロパティ」ボタンをクリックします。そうすると、このデバイスに使用されているCOMポートのリストが左側に表示されます。

viewLinc; Digi device

Digiを(同じサブネットの中で)別の場所に移動させるにはどうすればよいですか?

(推奨に従って)Digiに固定IPアドレスを使用しながら、Digiを同じサブネットの中で別の場所に移動させたい場合には、以下の手順に従ってください。
 
1. 必要に応じて、すべてのヴァイサラのソフトウェアをシャットダウンします(viewLincをシャットダウンしないと、これらの手順で通信アラームを発する可能性があります)。
 
注:viewLincサーバーからDigiソフトウェアをアンインストールする必要はありません。アンインストールすると、逆にDigiをネットワークに再接続した際に不具合が発生する可能性があります。
 
2. Digiを別の場所に移動させます。
 
3. Digiをネットワークに再接続します。
 
4. ヴァイサラのソフトウェアを再起動します。viewLincがDigiと接続できた場合には、ロガーを確認できます。
 

viewLinc; Digi device

Digiデバイスに接続したロガーと通信できない場合はどうすればよいですか?

ヴァイサラのソフトウェアでDigiデバイスに接続したロガーと通信ができない場合は、Digiの設定方法に不備がある可能性があります。
 
以下の手順に従い、各手順の後に通信テストを実施してください。
Digiデバイスがネットワークに接続され、電源が入っていることを確認してください。
ロガーがDigiデバイスに接続されていることを確認してください。
 
RealPortドライバがインストールされていることを確認してください。デバイス マネージャの中に、デバイスのIPアドレスを持ったマルチポート シリアル アダプタのリストがあることを確認してください。デバイス マネージャの「Ports (COM & LPT)」の下に、1つ以上のDigi RealPortのリストがあることを確認してください。ドライバがインストールされていない場合には、Digiセットアップページの手順5を実行してください(viewLincのインストラクションをご覧ください)。
 
ヴァイサラのソフトウェアは、正しいCOMポートと通信できるよう設定されていることを確認してください(デバイス マネージャの「Ports (COM & LPT)」セクションをご覧ください)。vLogを開いて「Tools」→「Options」と進み、ドロップダウンメニューから正しいCOMポートを選択してください。
 
それでも通信できない場合は、以下の手順でDigiデバイスを再設定してください。
 
1. ウェブブラウザにデバイスのIPアドレスを入力します。
2. ログイン画面にユーザー名とパスワードを入力する(デフォルトは「root」と「dbps」)。
3. ログイン後、「Setup Wizards」のリンクをクリックします。
4. 「RealPort」のリンクをクリックします。
5. ウィザードに従って、「RealPort」を有効にし、「Altpin」を無効にします。
6. 「Admin」のリンクをクリックします。
7. 「Reboot」のリンクをクリックし、ウィザードに従って再起動します。
 
上記の手順を実施してもロガーと通信できない場合は、RealPortドライバのインストールに不具合がある可能性があります。インストールの際にはシリアルポートの番号を入力するよう求められます。この番号はDigiデバイスの物理ポート番号であり、デバイスに割り当てようとしているCOMポート番号ではありません(例:Digi One RealPortの場合は「1」、Digi PortServer TS4の場合は「4」を入力します)。ここに入力された番号が正しくない場合には、デバイスに接続したロガーと通信できなくなります。
 
この不具合を解決するには、デバイス マネージャのマルチポート シリアル アダプタを右クリックしてアンインストールを選択し、ドライバをアンインストールしてください。アンインストールが完了後、正しいポート番号が指定されていることを確認し、ドライバを再インストールしてください。
 
 

viewLinc; Digi device

DigiのセットアップウィザードがDigiデバイスの設定を保存できない場合は|どうすればよいですか?

Digiのセットアップウィザードでの設定時に、デバイスは見つかる(また、pingに応答する)ものの、デバイスに対する設定を保存できないというメッセージが表示される場合は、インターネット接続のプロキシ設定に不具合がある可能性があります。
 
プロキシサーバーを介してインターネットに接続していることを、以下のとおり確認してください。

1. Internet Explorerから「ツール」→「インターネット オプション」に進みます。
2. 「接続」タブをクリックします。
3. 「LANの設定」ボタンをクリックします。
4. 「プロキシ サーバー」のボックスにチェックが入っているか確認します。
 
プロキシ サーバーを使用している場合、Digiデバイスが使用しているIPを例外として追加しなくてはならない場合があります。その際、以下の手順に従ってください。
 
1. 上記によって開いたウィンドウの「プロキシ サーバー」の部分にある「詳細設定」ボタンをクリックします。
2. 「例外」ボックスの中にDigiデバイスのIPアドレスを入力します。
3. ブラウザ画面に戻るまで「OK」をクリックし続けます。
 
次に、Digiのウェブ設定ユーティリティーにログインしてみてください(ブラウザにIPアドレスを入力してください)。
ログインできた場合(デフォルトのユーザー名とパスワードは「root」と「dbps」)には、このインターフェースで以下に従って設定できます。
 
1. 「Setup Wizards」のリンクをクリックします。
2. 「RealPort」のリンクをクリックします。
3. ウィザードに従って、「RealPort」を有効にし、「Altpin」を無効にします。
4. 「Admin」のリンクをクリックします。
5. 「Reboot」のリンクをクリックし、ウィザードに従って再起動します。
 
以上でDigiデバイスが設定できました。ただし、RealPortドライバはまだインストールされていないため、忘れずにインストールしてください。RealPortドライバをインストールするには、Digiセットアップページの手順5を実行してください(「ヴァイサラVeriteq CMSインストール クイックスタートガイド」をご覧ください)。これらの手順は、すべてのDigiデバイスについて繰り返し行ってください。
 
 
 

viewLinc; Digi device

セットアップウィザードがDigiデバイスを認識しない場合はどうすればよいですか?

Windows XPのファイアウォールが不明なIPアドレスをブロックすることがよくあります。Digiデバイスのインストール時に、セットアップウィザードがネットワークに加えられたことが分かっているデバイスを認識できない場合には、ローカルコンピュータのファイアウォールがこのIPアドレスに対するアクセスをブロックしている可能性があります。それが原因かどうかを調べるには、以下の手順に従い単純にファイアウォールを無効にしてください。
 
1. 「マイネットワーク」を右クリックして、「プロパティ」を選択します。
2. 「ローカルエリア接続(Local Area Connection)」を右クリックして、「プロパティ」を選択します。
3. 「詳細設定」タブのWindowsファイアウォールの「設定」ボタンをクリックします。
4. ファイアウォールを無効にして、「OK」をクリックします。
 
ファイアウォールを無効にした後、再度セットアップウィザードを実行します。この際、デバイスが確認できれば、XPのファイアウォールが問題だったことになります。デバイスのインストールを完了させるため、残りのウィザードも完了させてください。Digiデバイスのインストール後に再びファイアウォールを有効にすることもできます。
 
 

viewLinc; Digi device