MW32 MARWIN®

    正確な大気プロファイリング

    ヴァイサラ MW32 MARWIN サウンディングシステムは、地上から弾道計算に必要な高度まで、風向風速、気圧、気温、湿度の大気プロファイルを提供します。

    このデータは、より正確な予測を得るために最新の観測値を必要とする数値的気象モデルの入力値として利用できます。大気プロファイルを火災気象、航空気象、CBRN(化学、生物、放射性物質、核兵器)、海軍などの用途に役立てることができます。

    コンパクトなシステム設計

    MW32システムは、自由気球に取り付けたラジオゾンデを追跡する受信機、プロセッサ、アンテナで構成されています。ディスプレイとキーボードを一体化した装置により、メニューに従って容易に操作できます。コネクタをサイドパネルに配しているため、ラックへの取り付けが可能です。ディスプレイ装置とコネクタパネルはMIL‑STD‑1472Fの指針に従って設計されています。このシステムは、手袋や防寒グローブを装着したまま操作、組立、分解の作業ができます。

    軍事用途に対応した堅牢な設計

    MW32システムは、過酷な環境における要求の厳しい用途や悪路での輸送などを考慮して設計されています。特別な機能として、伝導冷却機能が備わっています。

    MW32は、振動、機能的衝撃、輸送時の落下、低温/高温、温度衝撃、砂塵、風雨、湿度、塩霧、高度に関するMIL‑STD‑810Gに準拠しています。

    わかりやすいインターフェースと操作

    MW32システムは自己誘導型メニュー方式を使用しており、操作が簡単です。電源を投後、ラジオゾンデがシステムに接続され、飛揚前点検装置によりセットアップが行われます。セットアップ終了後、システムは放球準備が整ったことを表示します。

    MW32システムは、一体型LANポート1個、USBポート2個、シリアルポート4個を備えています。また、レガシーシステムであるヴァイサラ MW12 MARWIN サウンディングシステムの PCSERV プロトコルに対応しており、MW12 を MW32 に置き換えることができます。

    特許取得済みのセキュリティ

    ヴァイサラ RS41‑SGM ラジオゾンデは、暗号化および電波沈黙時間(特許番号:EP2689279号、放球方法とラジオゾンデ)を装備しており、これにより防衛活動のセキュリティが向上します。

    ラジオゾンデの送信機は、放球してから指定した高度または時間に到達するまでスイッチが入らないため、ラジオゾンデの送信により放球位置が明らかになることはありません。電波沈黙時間中のデータを記録し、電波沈黙時間が終了してからMW32に送信します。

    オフィスで協力しているヴァイサラチーム

    MW32 MARWIN サウンディングシステムの導入についてご相談ください

    耐久性に優れたヴァイサラ MW32 MARWIN サウンディングシステムは、軍事環境における気象観測や大気研究の正確なデータを迅速かつ簡単に収集することができます。

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